夜も授乳がつらいから大変。そろそろおっぱいやめようかしら、、、
もうすぐ仕事復帰するけど、子供はおっぱい好きだし、あげるべきよね。欲しがっているのにあげないなんてかわいそうかもしれないし。断乳ってなんだか、罪悪感を感じちゃうかも。
こんにちは(^^) 助産師MOMOYOです。
私も、かつて、完全母乳で育てていました。
しかし、産後の育児のハードワークの疲れや冷えから、頻繁に乳腺炎に。「次はいつなるかわからない乳腺炎の不安を抱えながら仕事復帰するのは、嫌だ!」そんな思いで、生後11か月目に、断乳を行っています。
もうすぐ新生活を控える、仕事復帰をするママは、断乳や卒乳について考えることもあるのではないでしょうか。
そこで、この記事をよめば、
断乳や卒乳を選ぶときに、大事にしたい考え方がわかり、自分に合った選択をみつけることができますよ
それでは、いってみよう(^^)/
目次
断乳は、成長の通過点のひとつ
子供はおっぱい大好きなのに、とりあげることなんてできないよね。
あかちゃんを産めば、授乳して、母乳やミルクで育て、やがて、子供は口から食事をとり、おっぱいはやめていくというのが、子供の食事の成長の流れです。
母も子供も、お互いが望む限りは、おっぱいを飲ませ続けて良いでしょう。
ママ自身が、「負担を軽減したい」、「仕事復帰する」「上の子を妊娠したのでやめたい」などの理由に母乳栄養をやめたいと思ったときは、やめどきとしてやめて良いのですよ。
子供のためにはやってあげたいけど、寝不足もつらいし、本当はやめたいんです。
1歳前後で食事が口から3食とれているお子さんであれば、夜授乳しなくても、栄養的には問題ありません。
断乳すると、夜おっぱいで寝付いていた子供は、強制的に、授乳なしで一人で眠る力が備わるので、朝まで眠るようなります。ママの体の負担は減るというメリットはありますね。
楽しく育児を続けるためにも、自分の気持ちを大切にしてあげることは大事です。あなたは、どうしたいですか?
いいお母さんでいたいけど、
仕事も始まると余裕がなくなりそう。
こどもも納得するなら、やめたいかも。。。
こどもは、おっぱいが大好きだから、やめるのには気が引けますよね。
おっぱいひとつで、栄養という側面以外に、ぬくもりや安心感など、いくつもの子供のニーズを満たしています。おっぱいをやめるなら、そのかわりに、子供を安心させてあげればいいのです。
では、こどもがおっぱいに求めているものを、他のもので補うことができないか考えてみましょう
断乳後は、たくさんスキンシップして子供が安心して過ごせるようにしよう
おっぱいをやめるなら、おっぱいが担っていた役割を、違う形で果たしていけばよいでしょう。子供がおっぱいを好きな理由から、他のもので代用できないか考えてみましょう。
子供がおっぱいを求める理由 | おっぱいから代わる 方法 |
安心 | ママの存在自体へ |
ママとくっつきたい・甘えたい | ハグや抱っこで |
栄養・水分補給 | ミルクや食事へ |
ぬくもり | スキンシップへ |
睡眠導入 | トントン や 絵本読みきかせなどへ |
このように、おっぱいの役割を分解してみると、授乳に代わって、どういった行動をしてあげればいいのかわかりますね
子供の気持ちもママの気持ちも、どっちも大事
![](https://perinatalhappiness.com/wp-content/uploads/2023/03/親子ハグ-1024x360.png)
断乳や卒乳という言葉がありますが、断乳は、ママの意思でおっぱいをやめていくこと、卒乳は子供が自然におっぱいをやめていくこととして、言葉を使い分けています。
母子手帳にも、断乳ということばはなくなり、「こどもが自然に母乳を卒業する」という、母親主体から子供主体に変更されていています。ここに、断乳する、多くのママは、初めて子供の思いを拒否してしまうような葛藤を抱きます。
産後のママは、これまでこどもに寄り添い、要求に合わせて、睡眠時間など生活を一変しさせて、まさしく子供主体で育ててきました。
母も子供も、お互いが望む限りは、おっぱいを飲ませ続けて良いでしょう。でも、ママがおっぱいをやめたいのに、代わる方法もあるのに、こどものためにずっと我慢しているのも、なんだか違うと思うのです。
こどもの気持ちに寄り添いながらも、自分の気持ちも大切にしてあげることで、こころから、育児を楽しむことができます。家族それぞれが心地よい方法を探し、選択していけばよいのです。
成長とともに大事にしたい優先順位はかわってくる
子育て、家事、炊事、仕事といったオールラウンドに活躍する私たちママ。
1日は24時間みんな平等です。体力にも限界があります。
これまで、子育てと家事炊事をしていたところに、「仕事」や「次の子の妊娠」など、新たに何かが加わるのであれば、大切にしたいことに優先順位をつけ、何かを断つことも必要です。
仕事、子育て、家事のバランスをとり、24時間のなかで、本当に大事にしたいものを大事にできるような環境に変化させることも考えてみましょう。
断乳は、そんなママの大事な時間を調整するための、決断のひとつです。
もちろん仕事を続けながらも、長く授乳を続けていく選択もできます。妊娠しても、経過に問題がなければ、授乳を続け、兄弟の同時授乳(タンデム授乳)をする方もいらっしゃいます。
ママがおっぱいをあげる時間が好きで、あげたいのなら、その気持ちを尊重してくださいね(^^)/
断乳は、こどもにとってかわいそうなものではありません。おっぱいから代わって、【食事で栄養がとれるようになった】という、ママと赤ちゃんの成長です。
ついつい、卒乳と比べると、断乳は、ママの都合で行うので、自分勝手のように捉えてしまうかもしれません。おっぱいの代わりに、いっぱいスキンシップしたり、言葉で伝えたりして、安心やぬくもりを子供にギフトしましょう。
まとめ
自分の気持ちと向き合って、断乳か卒乳か、それともまだ授乳を続けていくか、心地よい方法を選べば大丈夫です。
妊娠も、授乳期も、子育ても、有限な【期間限定】のものです。
あなたが、今の瞬間を楽しめる方法で、育児できることを応援しています。
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